先に結論:内蔵マイクだけでも声を録音できる
iPhone・iPadのGarageBandでは、「Audio Recorder」を使って内蔵マイクや外部マイクの音声を録音できます。最初は次の流れで進めます。
- 静かな場所を選び、端末を固定する
- GarageBandでAudio Recorderを開く
- ソングセクションの長さを「自動」にする
- 最大の声でも赤くならない入力レベルにする
- 30秒テストしてから本番を録音する
- 編集後、「曲」としてオーディオファイルを書き出す
外部マイクを使う場合は、LightningまたはUSB-Cの端子だけでなく、電源供給とGarageBandでの入力認識も確認します。
録音に必要なもの
| 必要なもの | 役割・確認点 |
|---|---|
| iPhoneまたはiPad | 空き容量、バッテリー、端子を確認 |
| GarageBand | 録音・編集・書き出しに使用 |
| 静かな録音場所 | 空調、反響、生活音が少ない場所 |
| ヘッドホン | 録音後のノイズと編集点を確認 |
| 外部マイク(任意) | 端末対応、接続、電源供給を確認 |
| スタンド(任意) | 端末やマイクとの距離を固定 |
内蔵マイクで始め、環境音、距離、操作性に不満が出たら外部マイクを検討すると、必要な機能を判断しやすくなります。
録音前にiPhone・iPadを準備する
- 十分な空き容量とバッテリーを確保する
- 通知や着信による中断を避けるため、必要に応じて機内モードを使う
- 収録予定時刻のアラームを確認する
- 録音中はケーブルや外部機器を抜き差ししない
- 机へ直接置く場合は、操作音や振動が入らないよう固定する
Appleも、録音中のオーディオイベントによる中断を減らす方法として、機内モード、アラームの確認、録音中に外部機器や電源を抜き差ししないことを案内しています。
GarageBandでAudio Recorderを開く
- GarageBandを起動し、「My Songs」から新しい曲を作成する
- 音源ブラウザで「Audio Recorder」を選ぶ
- 声を自然に録る場合は、コントロールを「Studio」表示に切り替える
- 内蔵マイクまたは接続した外部マイクへ声を出し、入力メーターが動くことを確認する
GarageBandの表示やボタン位置は、iPhone・iPad、画面サイズ、アプリのバージョンによって異なる場合があります。
長いナレーションはソングセクションを「自動」にする
新しい曲の最初のセクションは、通常8小節です。そのまま長いナレーションを録ると、設定した長さで止まることがあります。
- ルーラ右端の「ソングセクション」ボタンをタップする
- セクション名の横にあるインスペクタを開く
- 「自動」をオンにする
- 「完了」をタップして戻る
「自動」にすると、話し言葉のように長さが決まっていない録音へ合わせてセクションが延長されます。
入力レベルを調整する
本番で出す最も大きな声を出し、入力レベルが赤くならないように調整します。赤くなる場合は歪みを避けるため、入力レベルまたは接続機器のゲインを下げます。
- 内蔵マイクは、端末との距離を変えて調整する
- 入力レベルのスライダが有効なら、上下または左右へ動かして調整する
- 外部機器に複数入力がある場合は、使用する入力チャンネルを選ぶ
- 自動入力レベルを使える場合も、本番の声でテスト録音する
小さすぎる音を後で大きくするとノイズも目立ちますが、音割れした録音は元へ戻せません。余裕を残して録音します。
内蔵マイクで声をきれいに録る位置
- 端末を手で持たず、スタンドなどで固定する
- マイク部分を手、ケース、机で塞がない
- 端末へ真正面から息を当てず、少し角度をずらす
- 遠すぎると反響と生活音が増えるため、テストしながら近づける
- 録音中は顔と端末の距離を変えない
端末の機種によってマイク位置が異なります。ケースを含め、どこが塞がれているかを確認してください。
外部マイクを接続する方法
USB-C搭載機種
USB-C対応マイクやオーディオインターフェイスを接続します。端子が合っていても、機器が必要とする電力を端末だけで供給できない場合があります。その場合は、給電対応アダプターやハブなど、メーカーが案内する接続方法を確認します。
Lightning搭載機種
対応するLightningアダプターを使って接続します。消費電力の大きい機器では、充電器から同時に給電できるアダプターが必要になることがあります。純正アダプターを含め、使用機器の対応情報を確認してください。
GarageBandで入力を確認する
- 外部機器を接続してからGarageBandを開く
- Audio Recorderで入力設定を開く
- 複数入力がある場合は入力チャンネルを選ぶ
- 入力レベルを調整する
- 外部機器に対応していれば「モニタ」をオンにし、ヘッドホンで確認する
モニター音が遅れる場合は、オーディオインターフェイスのダイレクトモニターも確認します。GarageBand側と二重にモニターしないよう注意してください。
声を録音する手順
- 無音、普段の声、大きな声を含む30秒のテスト録音をする
- 再生して、音割れ、環境音、反響、息の音を確認する
- 問題があれば、場所、距離、角度、入力レベルを一つずつ変更する
- 録音ボタンをタップし、本番を録音する
- 録音が終わったら停止し、その場で聞き直す
- ミスや突発音がある部分は、同じ姿勢と距離ですぐ録り直す
録音した声を編集する
トラック表示へ切り替え、録音されたリージョンを編集します。最初は次の作業だけで十分です。
- 録音前後の不要部分を短くする
- 言い間違いや大きな物音の部分を分割して削除する
- 不自然に長い間を調整する
- トラック音量を整える
- 先頭から末尾まで聞き、編集点が不自然でないか確認する
強いノイズゲートやエフェクトを録音時にかけると、語尾や元音を戻せない場合があります。最初は処理を控えめにし、元のプロジェクトを残します。
録音をオーディオファイルとして書き出す
- 「My Songs」ブラウザへ戻る
- 書き出す曲を長押しし、「送信」をタップする
- 編集可能なプロジェクトではなく、オーディオにする場合は「曲」を選ぶ
- 目的に合うオーディオ品質を選ぶ
- 「ファイルに保存」、AirDrop、メールなどから送信先を選ぶ
- 書き出したファイルをもう一度再生して確認する
仕事で納品する場合は、先方が指定したファイル形式、サンプルレート、モノラル・ステレオ、ファイル名を先に確認してください。
録音できないときの確認表
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 録音が途中で止まる | ソングセクションを「自動」にしたか、空き容量、通知やアラーム |
| 外部マイクを認識しない | 端末・OS対応、ケーブル、アダプター、電源供給、接続順 |
| 声が小さい | マイクの向きと距離、入力チャンネル、入力レベル |
| 音が割れる | 入力レベルまたは外部機器のゲインを下げる |
| 声が遅れて聞こえる | モニター設定、ダイレクトモニター、二重モニター |
| 周囲の音が大きい | 静かな場所、端末との距離、空調、反響 |
録音前チェックリスト
- 空き容量とバッテリーを確認した
- 通知、着信、アラームによる中断を防いだ
- ソングセクションを「自動」にした
- 入力メーターが赤くならない
- 端末またはマイクの位置を固定した
- 外部機器の入力チャンネルと電源を確認した
- 30秒のテスト録音をヘッドホンで確認した
- 納品形式と保存先を確認した
GarageBand公式ガイド
- iPhone用GarageBandのAudio Recorderを使用する(Apple)
- iPhone用GarageBandでソングセクションを追加する(Apple)
- iPhone用GarageBandで録音する(Apple)
- iPad用GarageBandで曲を送信する(Apple)
まとめ
iPhone・iPadのGarageBandでは、内蔵マイクだけでもAudio Recorderで声を録音できます。長いナレーションではソングセクションを「自動」にし、入力メーターが赤くならないレベルでテストしてください。外部マイクを使う場合は、Lightning・USB-Cの端子、OS対応、アダプター、電源供給、入力チャンネルを確認すると安定して録音しやすくなります。




