目的によって使い分ける
マイクをPCに接続するときに、マイクに直接USB端子があるものとオーディオインタフェイスを経由して接続するタイプの2種類があります。どっちのタイプのマイクが良いのか迷ってしまいますよね。
実は、目的を決めて選ぶと、どちらのマイクするか決めやすいのです。
USBマイクとは?

USBマイクとは、マイクにUSB端子があって直接パソコンに接続できるマイクです。ですから、オーディオインターフェイスに接続できません。
直接PCに接続できるので簡単で、ケーブル1本だけで配線がスッキリするので、手軽にマイクを使いたいときに便利なマイクです。
USBマイクのメリット
USBマイクは手軽に使えるので配線や接続が苦手な人でも簡単に使えるマイクです。
会話を目的に使うマイクとしては、ベストなマイクと言えます。
- PCに直接接続できる
 - 配線がゴチャゴチャにならない
 - 比較的価格が安いので手に入れやすい
 - マイクにミュートの機能が付いているので操作が簡単
 - マイクに直接ヘッドホンが接続できて音が確認できる
 
USBマイクのデメリット
手軽に使えるものが多く、価格が安いものが多いので音質の面では、オーディオインタフェイスタイプのものと比べて悪いものが多いです。
- USB端子が壊れると使えない
 - USBケーブルは5mまでしか使えないので、PCが離れて使えない
 - 楽器や歌声などのレコーディングに使うには音質的に厳しいものが多い
 - マイクの音量を変えるときマイク本体に触るので「ゴソゴソ」と音をひろう
 
安価なコンデンサーマイクの特徴として、低音があまり拾えず、いい音に聞こえるように高音が強い傾向があります。
そして、すごく安いものになると高音も「こもる」ので、安いマイクを使っていると会話をしている相手に気づかれてしまいます。
USBマイクが向いている使い方
USBマイクは、オンラインコミュニケーションで使うのには問題ないですが、音質を気にするのであれば1万円以上のUSBマイクを選ぶと良いでしょう。
そして、付属のマイクスタンドでは口とマイクの距離が離れて設置することになるので、マイクアームなどを使って口の近くにセッティングできると、ノイズを減らすことができるのでおすすめです。
マイクアームなどの、マイクスタンドを使ってケーブルの長さ足りないときは、USB延長ケーブルを使うと大丈夫です。
- zoomなどのオンラインコミュニケーション
 - ゲーム実況の音声用
 
オーディオテクニカのAT2020USB+ は、マイクに定評があるメーカーなので、歌やナレーションに使えるマイクで、クリアーな音質が特徴です。
HyperX SoloCast は、1万円を切る価格のマイクでゲーム実況などのライブ配信で人気のマイクです。
Razer Seiren Mini は、単一指向性のマイクなので調整すれば声以外の周囲の音を拾わないタイプのマイクです。
キーワードのタイピング音やマウスの音などが気になる人に、おすすめのマイクです。
SHURE MV7は、USBマイクでは珍しいダイナミックマイクが搭載されているマイクです。海外では人気のマイクで、音量やミュートがパソコンの画面で調整できるので、配信中、マイクに触れてノイズを発生させることがありません。
そして、こちらの記事では、USBマイクと選ぶポイントや、おすすめのUSBマイクを紹介しています。
オーディオインターフェイスとは?

オーディオインタフェイスとは、PCにマイクなどの音響機器を接続したりスピーカーやヘッドホンなど音を出力するときに、高音質で使うことができる機器のことです。
オーディオインターフェイスのメリット
オーディオインターフェイスを使うと、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクなど、接続できるマイクの種類がたくさんあります。
また、マイクの音質をよくするために機材の接続もできるので高音質なレコーディングなどに向いています。
- 高音質のマイクを使うことができる
 - オーディオインターフェイスのつまみで音量を調整できるので、分かりやすくて簡単
 - マイクの音質をよくする機器やエフェクターが豊富にある
 - WindowsではASIOに対応してるものが多いので遅延や音質に期待できる
 - iPadやiPhoneに接続して使えるものがある
 
オーディオインターフェイスのデメリット
音響機器を接続が1つ集中するので、配線がゴチャゴチャになりやすい傾向があります。また、トラブルが発声したら原因を調べるのが大変な場合があります。
そして、オーディオインターフェイスによってはPCソフトでルーティングできるものがありますが、使い慣れないと音を出すまで調べたりするのに大変なことがあります。
- PCにはケーブル1本で接続できるが、マイクやヘッドホン、スピーカーなどの配線が必要になる
 - 接続箇所が多いため、トラブルが発生すると原因を探すのが大変
 - オーディオインターフェイスのメーカーや機種によって同じマイクでも音質が変わること多い
 
オーディオインターフェイスが向いている使い方
オーディオインタフェイスは、楽器や歌声などの高音質な録音を要求されるときや、楽器や音響機器を接続するときに効果を発揮する機器です。
オーディオインタフェイスを選ぶときはスピーカーの接続端子の種類や、機材やソフトの安定性などを調べて選ぶと良いでしょう。
- 高音質な収録が要求されるとき
 - 楽器や歌声の録音をするとき
 - Windowsのパソコンを使うとき、ASIOドライバーを利用して遅延などに対応する
 
フォーカスライトは録音など機器で有名なメーカーなので、どれが良いか迷ってる人におすすめのオーディオインターフェイスです。
PreSonus Studio 26c は、約1万円くらいで販売されているDAWが付属しているオーディオインターフェイスで、クリアな音質が特徴です。
RME Babyface Pro FS は、プロの使っているオーディオインターフェイスで音質と安定性が高いのが特徴です。
まとめ
マイクは用途によって使い分けると、決めやすくなります。
手軽に使い時やライブ配信などのコミュニケーションで使うときは、USBマイクを使って、音質やノイズを減らしたいときは、オーディオインターフェイスを使うと良いでしょう。
また、とても安いUSBマイクは音質が悪いのが、ライブ配信でもわかるくらいのものがあるので注意してください。

 
 
 
 
 
 