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宅録で失敗しない防音対策と防音アイテムを紹介

2021-07-08

宅録の防音はどうすればいいのか

宅録でナレーションをするとき防音はどうしてますか?とよく聞かれるので、今回は宅録の防音対策を紹介します。

防音や吸音など言うと、いきなり部屋の壁に吸音材や防音用のスポンジなどを貼ることをイメージするでしょうが、すごく大変な作業で材料費などコストが高いです。

しかし、一番重要なことは「不要な音をマイクに拾わせないこと」なので、部屋全体の防音や吸音よりも先にマイク周辺で不要な音をマイクに拾わせない対策をする方が楽で簡単です。

もし、マイク周辺の対策をしても不要な音をマイクが拾うなら部屋を改造する必要があるかもしれません。まずは、マイク周辺の防音や吸音対策をしていきましょう。

「マイク」よりも「防音や吸音」で音質がよくなる

実は音質を良くしたいならマイクよりも、防音や吸音をする方が断然効果があります。

それは、不要な音をマイクが拾うと素人録音ぽくなるからです。もし、エアコンの風の音や、部屋で声が反射して響いてる音をマイクが拾って録音してたらどうでしょうか?

不要な音は全てノイズなので、音が悪いと思ってしまいます。だから、宅録で一番重要なのは高級な機材よりも防音や吸音なのです。

絨毯やマット

意外と見落としやすいのですが、フローリングの床が反射音を原因になります。絨毯やラグマットなどを床に敷いて反射音の対策をすると効果があるので、おすすめです。

また、卓上で録音するときは、机の上にマット敷いて反射音や手が当たって音を出ないように対策しましょう。

リフレクションフィルター

リフレクションフィルターは、手軽な防音や吸音対策で効果が大きいアイテムです。
マイクの周りを囲って反射音や外部からの音をマイクに拾われないようにガードしてくれるものです。

リフレクションフィルターを使ってみると録音すると反射音が減って低音域が強くなったように感じ、音質が良くなったことが分かります。

いろんな形や大きさのリフレクターフィルターがありますが、大きめのものがおすすめです。そして、リフレクションフィルターを付けるマイクスタンドは、ストレートタイプのものを使うといいでしょう。

ポップガード

ポップガードは、金魚すくいのポイを大きくしたようなものですが、「ぱぴぷぺぽ」などを発音したときに口から出た息がマイクに当たらないように減衰させてくれるアイテムです。

いろんな素材のものがありますが、息が当たったり、唾が付いたりするものなんで金属製のポップガードであれば、拭いて掃除するのが楽なので清潔に保ちたいなら金属製がいいです。

ゲート(エフェクター)

特にコンデンサーマイクを使ったとき「小さな音まで拾うな」と思うでしょう。しかし、声以外の音が不要な音なのでマイクで拾って欲しくないですよね。

マイクのゲインを小さして不要な音を拾わないようにしたら、声も小さく録音されるので困ってしまいます。そこで、ゲートというエフェクターを使って不要な音を拾わないにします。

ゲートとは、日本語で「門」という意味で、設定された音量以上にならないとマイクの信号を通さないエフェクターなのです。音通すときは「ゲートを開く」と言って、音を通さないときは「ゲートを閉じる」と言います。

ゲートを使えば、声を出しているときだけマイクの音を通して録音できれば、小さい不要な音は拾わないので、ノイズが減ります。ただし、ゲートは録音した後にエフェクターで追加するよりも、録音するときに掛けて録音する方が効果があるので注意してください。

まとめ

宅録で音質を良くしたいなら、良い機材を導入するよりも防音や吸音をした方が絶対に効果があります。

それは、自宅が録音に対して最適に作られていないからです。録音スタジオのように防音や遮音など設計さた部屋だと、防音など気にすることないですが、宅録は、録音に適した部屋を作ることで良い音質で録音できるようになります。

部屋の構造や大きさなので、対策方法が変わるので一概に防音方法を紹介できませんが、録音テストをしながら、不要な音をマイクが拾わないように改善して良い音で録音できようになりましょう。